これから大学受験をする人や、もうすでに大学受験が終わって大学生の人の中には、
- 「MARCHは3ヶ月で受かる」
- 「MARCHは低学歴」
- 「MARCHなんて誰でも入れる」
と発言している人をたまに見ます。
しかし、これから大学受験を控えている人でMARCHを目指している人にとっては、このような情報を見ると、自分の目指す大学のレベルを見誤ることになってしまいます。
なぜなら、MARCHはれっきとした日本の難関大学で、誰でも受かるなんてことはあり得ないからです。
では、今回はなぜMARCHは受かるのが簡単だと言われているのか、そして実際のMARCHの難易度はどれくらいなのかを紹介していきたいと思います。
MARCHに合格するのが簡単だと言われてしまう理由
そもそも、なぜ「MARCHに合格するのは簡単」だの、「MARCHは3ヶ月で余裕」と言われ出してしまったのでしょうか。
元の起源はよくわかっていませんが、「MARCHは3ヶ月」が広く知られるようになったきっかけは、中央大学に合格したステハゲという方が動画にしたのがきっかけです。
この動画では、ステハゲさんが自身の受験戦略や体験談をもとに、実際にMARCHに3ヶ月で受かった方法を紹介しています。
そして、この動画を見た人が「MARCHは3ヶ月」を実際に信じて色々なところで発信をした結果、この言葉が受験界隈に浸透してしまったのだと思います。
3教科で受験可能だから
また、MARCHは簡単に受かるという人の中には受験科目の数について言及する人がいます。
多くの人は知っていると思いますが、MARCHは明治・青山学院・立教・中央・法政といった日本の私立大学郡の名称です。
そして私立大学では、多くの大学で入試に必要な科目は3教科となっています。
それに対して、東大・京大をはじめとする国公立大学を受験するには、共通テストで5教科7科目の勉強プラス、二次試験の科目の勉強をしなければいけません。
このように、私立大学と国立大学で受験に必要な科目数に違いがあるため、私立大学は国立大学に比べて、受験に合格するために必要な勉強量が少なく済み、「入るのが簡単」と言われてしまう傾向があります。
MARCHは余裕が間違っている訳とは?
MARCHに合格するのは簡単だと言われる理由をいくつか紹介しましたが、客観的に見てもこれは間違いだと言えます。
では、なぜそう言えるのでしょうか?
①:MARCHは受験者の中で上位10%〜15%の層にいる
MARCHの偏差値は大学や学部によって差はありますが、大体60前後と言われています。
そして、偏差値60というのは全体の中の上位10%〜15%に該当します。
また、これは大学に進学受験をした人の中で上位10%〜15%になるので、大学受験をしない人が同世代で約50%と言われていることから、同世代人口の中では上位10%以内に入る学力を有していると言っても過言ではありません。
その証拠として、MARCHに受かった人の多い高校ランキングでは偏差値70以上の高校出身者が最も多いというデータもあります。
②:MARCHに受かるには、最低2000時間の勉強が必要
これは、受験科目やその人の勉強進度によって変わってくる話ですが、MARCHに合格するために必要な勉強時間は、最低でも2000時間は必要だとされています。
実際、私は現役で明治大学に合格しましたが、合格するまでにかかった勉強時間は2500時間ほどでした。
それについては下の記事で詳しく紹介しているので、気になる方はぜひ読んでみてください。
2000時間の勉強が必要となると、もし仮に3ヶ月でMARCHに合格しようとした場合、1ヶ月で600時間以上の勉強時間を確保する必要があります。
そして、月600時間の勉強をしようとすると1日平均20時間ほど勉強をしなければいけないことになります。
1日20時間の勉強というのは、睡眠時間や食事にかける時間を考慮した場合、現実的に可能な勉強時間とは言えないのは、容易に想像できると思います。
それでもまだ、「MARCHは3ヶ月で受かる」と自信を持って言えますか?
そもそもこの言葉自体も、実際に受験をこれから挑もうとしている高校生が言うべきではなく、受験生がこのようなことを言っている場合、それはただ勉強をしない言い訳でしかないのではないでしょうか。
③:確かに科目数は少ないが、
「MARCHに合格するのが簡単」と言われる理由の一つに、国公立大学に比べて受験に必要な科目数が少ないという理由がありました。
確かにこれは言い逃れのできない事実です。
国公立大学は受験をするために5教科7科目を勉強しなければいけません。
しかし、試験問題の難易度だけで言ったら、MARCHの試験問題の難易度は旧帝大を除く国公立大学の試験問題の難易度とあまり変わらないし、ほとんどの国公立大学よりも難しいです。
勘違いしていただかないで欲しいのは、MARCHに受かる学力があれば、旧帝大以外の国公立大学に受かると言っているわけではありません。
受験に合格する難易度と、試験問題の難易度は別の話ですから。
しかし、MARCHに合格することを簡単だと言ってしまう人は、その試験問題を見ても本当にそんなことが言えるのでしょうか?
結論:MARCHに合格することはすごいこと
今回の記事では、なぜMARCHに受かるのは簡単だと言われてしまうのか、そしてなぜその主張が間違っているのかについて解説しました。
結論としては、やはりMARCHは難関大学で簡単に受かるようなことは一切ありません。
そして、この記事を読んでいる人の中には高校生もいるかも知れませんが、中にはMARCHが第一志望だという人もいるのではないでしょうか。
そんな人たちに聞きたいのが、勉強は順調でしょうか?
多くの受験生にとってこの質問をされることは非常に心が痛いと思います。
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私自身、塾予備校には一切通っていませんでしたが現役で明治大学に合格できたのはスタディサプリで勉強をしていたからだと断言できます。
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スタディサプリの詳しい料金やコースについては下の記事で紹介しているので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
まとめ
今回の記事では、MARCHが余裕で受からない訳について紹介しました。
記事の内容をまとめると、
- MARCHが3ヶ月で受かると言われてしまうのは、科目数が少ないことや実際に受かった人がそのような発言をしていたから
- しかし、実際はMARCHに受かるのは同世代の上位10%以内の学力を有している人で、単純な試験問題の難易度で言ったら、多くの国公立大学よりも難しい
- MARCHが第一志望だが、思うように成績が伸び悩んでいる人はスタディサプリを使うのがオススメ!
となります。
それではまた次の記事でお会いしましょう。