大学生のバイト候補の一つとして挙げられるの塾講師のアルバイトですが、みなさん塾講師バイトに対してどのような印象をお持ちですか?
時給が高そう!
やりがいがありそう!
というポジティブな意見もあれば、
ブラックって聞いたことがある
勉強が苦手な人の相手をするのは大変
とネガティブな意見をお持ちの人もいるのではないでしょうか。
今回の記事では2年間で二つの塾の塾講師としてアルバイトをしてきた私が、塾講師バイトは実際にブラックなのか、塾バイトを探す上でのポイントを紹介していきたいと思います!
- 塾講師バイトはブラックなのか
- 塾講師バイト探しのポイント
塾講師バイトはブラックなのか?
塾講師バイトを検討している人の懸念として挙げられるのは塾講師バイトがブラックかどうかだと思います。
結論から言うと塾講師バイトはある程度ブラックな部分があることは否定できません。
よく聞く話として挙げられるのは
求人には時給ではなく、1コマあたりの給料しか書いておらず、時給と勘違いしていたため思ったよりも給料が高くない
給料は授業中にしか発生しないため、準備などをする時間を考えると給料は少ないように感じる
といったことでしょう。
2年間塾講師としてバイトをしていた私の意見ではこれはどちらも実際に起こりうるものです。
しかし、すべての塾講師バイトをしている人がこれらに当てはまるわけではないと思うので少し詳しく見ていきましょう。
授業時間外の給料
まず、授業時間外の給料についてです。
これに関してはおそらくほとんどすべての塾バイトでは授業時間外での給料は発生しません。
ですので、いくら時給が1,500円でも授業前に予習を1時間していた場合、その分の給料は発生しないため実質時給750円です。
私は二つの塾で塾講師をした経験があるのですが、どちらの塾でも予習に充てる時間には給料が発生しませんでした。
もしあなたが、
「授業の予習に時間を当てたくないけど塾のバイトをしてみたい」
と思う場合は後で詳しく紹介しますが、個別指導の学習塾に勤務することをオススメします。
求人の給料の見方は注意
塾講師のバイトの求人広告には
「時給○○円〜」
ではなく、
「給料○○円〜」
と書いていることがありますが、時給と書いていない場合その給料は1授業分の給料になるので注意が必要です。
例えば、「給料1,500円〜」と書いてあり、1授業80分の場合時給換算すると、
1時間1,125円になるので予想していた給料よりも低い給料が支払われるということになりかねません。
求人サイトを見る際にはよく注意して見るようにしましょう。
塾講師バイト選びのポイント
塾講師バイト選びのポイントとしては主に以下の2つが挙げられます。
- 進学塾or学習塾
- 個別or集団
一つずつ見ていきましょう
進学塾or学習塾
塾講師バイトをする上で気をつけるべき一つ目は進学塾に勤務するか学習塾(補習塾)に勤務するかです。
進学塾は、受験や入試に特化した塾で、学習塾は、学校の定期テストの点数を上げるための通う塾と基本的にみなされています。
進学塾
もちろん例外はありますが、進学塾は比較的勉強が得意な人が通う傾向があるのに対し、学習塾では勉強が苦手、あるいは全くできない子が通う印象があります。
したがって塾バイトを選ぶ際、自分が教えたい生徒のレベルを考慮することが大事になっていきます。
理解力が高くて、頭の良い生徒を教えたい!
と思うのなら進学塾に勤務することがオススメです。
また、進学授受は学習塾に比べて給料が高いケースが多いので、給料を多く稼ぎたい場合も進学塾に勤務することをオススメします。
学習塾
前にも書きましたが、学習塾は集団塾に比べて勉強をするのが苦手な人が学校のテストの点数を上げるのに通う場合が多いです。
ですので、
あまり勉強が得意じゃない子に勉強の面白さを教えたい!
と思うのなら学習塾に勤務することをオススメします。
また、学習塾では親にイヤイヤ塾に通わされている生徒も一定数いるので、そのような生徒に対しては勉強以外にも日々の悩みや学校の話なんかをすると生徒に気に入ってもらえます。
したがって、勉強以外の世間話をするのも好きだという人なら尚更学習塾に向いていると思います。
個別or集団
次に考慮すべき点は集団塾に勤務するか個別塾に勤務するかの選択です。
個別塾
個別塾では一つの授業で受け持つ生徒が1人〜最大4人程度になっています。
個別指導では一人一人の生徒と向き合うことができるため、それぞれの生徒にあった教え方をすることができます。
また、個別塾では集団塾よりも勉強が苦手な生徒が来ることが多いので
個別指導塾がオススメな人の特徴は
- 人と話すことが好きな人
- 褒めるのが上手な人
- 勉強が苦手な人に寄り添える人
- 授業の予習などをあまりしたくない人
などになっています。
集団塾
集団塾は学校の先生のように一つの授業で多くの生徒を受け持つ必要があります。
私自身、集団塾で勤務したことはないのですが、集団指導の塾に勤務していた友人によると研修期間が非常に長く、マニュアルもかなり細かいとのことでした。
また、集団授業は個別指導よりも授業に対する準備の時間が多くとられるので、授業準備にあまり時間をかけたくないと考えている人の場合、オススメすることができません。
集団塾がオススメな人の特徴は
- 大人数の前で話すのが得意な人
- 将来学校の先生になりたい人
- 授業準備に時間をかけることに抵抗がない人
などになっています。
集団塾は学習塾に比べて研修期間が長く、授業準備にかかる時間も長くなりますが、その分時給は個別指導の塾よりも高いケースが多いので、頭に入れておくのが良いでしょう。
まとめ
塾バイトは大学生に人気のバイトの一つではありますが、人によってはブラックだと感じる場合もあります。
しかし、自分以外の人に何かを教えることはコミュニケーション能力を上げることにも繋がり、かなり良い経験になるのは間違いありません。
実際私も2年間塾講師のアルバイトを続けてきて以前よりも人に何かを説明するのが上手になったと実感しています。
ですので、もし塾講師バイトをやってみたいと思っている大学生はぜひ挑戦してみることをオススメします。