政治

【なぜ?】食用コオロギが急に注目されはじめた理由

こんにちは!マサルです

長野県茅野市に拠点を置く「クリケットファーム」が、親会社を含めた3社での負債総額が2億4290万円に上り、倒産することになり話題になりました。

クリケットファームの公式サイトでは、世界的な食糧危機への警鐘を鳴らし、昆虫食を通じて新たなタンパク質の摂取選択肢を提案していました。

クリケットファームが手掛けるコオロギパウダーを配合した食品は、茅野市や岡谷市のふるさと納税の返礼品にも採用されており、NHKや民放のテレビ番組でも取り上げられていました。

しかし街やネットの声では

「苦手」「見た目が無理」

と食用コウロギに嫌悪感を持つ人が少なくありませんでした。

これに対してネットでは

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なぜ急に食用コウロギが話題になったのか?

と、疑問の声が上がっていたので、今回は近年なぜ急にコウロギなどの昆虫食が話題になっているのかを調べてまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください!

食用コウロギなど、昆虫食が話題になっている背景

食用コウロギをはじめとする昆虫食が推奨されはじめた背景にあるのは食糧不足問題です

日本では少子化が問題となっていますが、世界の人口は80億人を超え、急激な増加が続いています。

将来の食糧危機に備え、解決策の1つとして近年注目を浴びているのが「コオロギ」などの昆虫食です。

2013年には昆虫食をめぐって、FAO(国連食糧農業機関)が家畜の飼育と比べて環境への負荷が少なく、栄養価も高いことから、食糧問題への解決策として有用だとする報告書を公表しました。

FAOが昆虫食をすすめる理由の一部は以下の通りです

  • 同じ重量の食肉を生産するのに比べ、飼料や水、土地が少なくてすむ
  • 温室効果ガスの排出量が少ない
  • 栄養価が高い
  • 成長が速いので効率よく生産できる

これを受けて日本でも、タンパク質やミネラル、ビタミンなどが豊富だとして、コオロギの「食用」への関心が高まりました。

2018年には日本国内初のコオロギパンが発売され、2020年に無印良品のコオロギせんべいがネットで即日完売になるなど、食用コウロギに対する関心は高まっているように見えました。

日本ではいつから食用コウロギが話題になった?

日本のTwitterで食用コウロギに関するツイートが増えはじめたのは昨年2023年の3月以降です。

きっかけは徳島県の高校の昼食で、食用コオロギの粉末を使った食材を希望者に提供したことです。

調理師を目指す同校食物科の生徒が、食用コオロギの粉末を使ったコロッケを手作りし、昼食として希望する生徒に提供したそうです。

生徒や保護者には事前にSDGsの取り組みの一環であると説明され、地元メディアにも好意的に取り上げられていたものの、SNSでは日本では馴染みのない昆虫食に対して違和感を覚える人が多かったのでした。

「生徒にコウロギを食べさせるのか」

とのクレームが寄せれられたとのことで、TwitterをはじめとするSNSで波紋を呼びました。

これに対して、生き物系YouTuberである『ホモサピ』さんが自身のTwitterで持論を展開したことによりさらに話題になりました。

食用コウロギは危ないのか?

ネットを見ると「食用コウロギ 危険」という検索キーワードが出てきました。

これをみた人はおそらく

「食用コウロギは危険なんだ!」

と思ってしまう人も少なくないのではないでしょうか。

しかし、「食用コウロギは健康に害する」という意見の多くは根拠のないものが多いようです。

ですが、食用コウロギを食べる際に気をつけなければいけないこともあります。

食用コオロギを食べるにあたっての注意しなければいけないことはアレルギー反応が出るケースがあることです。

コオロギの皮部部に含まれる成分がエビやカニと同じであるので、甲殻類アレルギーのある人は特に注意する必要があります。

ですので、もしこの記事を読んでいる人がコウロギを用いた食料を食べることに関心はあるものの、甲殻類アレルギーを持っている場合は、食べると命に関わることになる可能性があるためオススメすることはできません。

コウロギは日本でも昔に食べられていた

現在では日本は昆虫を食べる文化は無くなったものの、昔は日本でもイナゴをはじめとして多くの種類の昆虫が食べられていました。

その中にはコウロギも含まれています。

現在でもタイなどの東南アジア、南米やアフリカではコウロギは食用として食べられている地域はあるため、正しく調理をして殺菌されたコウロギ食であれば基本的に無害であると言えそうです。

しかし、それでもコウロギなどの昆虫を食べることに嫌悪感を抱く人は少なくないのは事実です。

ですから、結論として興味がある人のみが安全に食べられるようであれば良いのではないでしょうか。

まとめ

昆虫食に抵抗がない人、ある人。

様々な考えを持つ人がいるのは当たり前のことで、お互いの価値観の押し付けによって争いが起こってしまっては良くないですよね。

ですが、コウロギを食べることについて食糧不足という深刻な問題が背景にあるということを忘れてはいけません。

食糧不足問題に関心があり、コウロギを食べてみたいと思う方がいたらアレルギー面で問題が無い場合安全に食べることが可能ですので、ぜひ試してみるのも良いのではないでしょうか!

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