資格・勉強

【現役明大生がオススメする】私立大学向けの日本史勉強法・参考書を紹介!

この記事を読んでいる高校生・受験生の皆さん、日本史の勉強進んでいますか?

「全くできていなくて焦っている、、、」

という人もいるでしょう。

また、

「今はまだ全然だけど、日本史なんて暗記科目だから覚えればすぐ点数が伸びる」

と感じる人もいるかもしれません。

このどちらかに該当する場合、この記事を最後まで読むと考えが変わるかもしれないのでぜひ最後まで目を通してみてください!

この記事でわかること

・受験において日本史に力を入れる理由

・具体的な日本史の勉強法5選

・日本史のオススメ参考書

日本史に力を入れるべき理由

やれば誰でもすぐに成果が出るから

もしもあなたが日本史が苦手だという場合、今すぐ日本史にかける勉強時間を増やし、苦手を克服することをオススメします。

その理由としては、日本史は正しい方法で勉強をすればすぐに成果が出る科目だからです。

正直にいうと日本史は誰でも簡単に偏差値70近くを取ることは可能です。

実際に私、マサルは高校3年生の4月から本格的に受験勉強を始めてほぼ知識0の状態(高校受験レベルの知識はありました)で日本史の勉強を進める中で10月頭の模試では偏差値68.2まで上げることができました。

受験戦略的な話をすると、勉強を進める中で必ず苦手な科目が出てくると思います。

そこで、日本史を極めることによって苦手科目の分をカバーすることは十分可能です(苦手を疎かにしてもいいとはいってません)

自分の国について詳しくなることができ、教養が身につく

この部分は受験から少し外れた話になります。

興味のない方は勉強法の部分まで飛ばしても構いません!

当たり前のことですが、日本史という科目は日本の歴史について学ぶ科目です。

ですのでもちろん日本史を勉強すると日本について詳しくなります。

日本史を勉強して日本について詳しくなると大学受験に受かるためという目先のゴールのためだけでなく、もっと広く現在日本が抱えている問題の経緯や根幹などを知ることができます。

実際私は大学に入学して以降、よく海外からの留学生と関わる機会が多いのですが、日本の歴史について尋ねられます。

その時に大学受験で日本史を勉強したこともあり、うまく話を伝えることができます。

大学に入学するとコミュニティーが広がるのですが、その中で日本史を語れるというのはアドバンテージになるのは間違いありません。

これさえやれば受かる!日本史の勉強法5選

ここからは実際にどのように日本史の勉強を進めればいいのか、具体的な方法を紹介したいと思います。

教科書や授業を聞いて歴史全体の流れを掴む

日本史を初めて勉強する高校生は「まず何から始めればわからない」という人が多いのではないでしょうか。

ズバリ日本史で一番最初にやるべき勉強方法は歴史の流れを掴むことです。

これはつまり、教科書を読み込んだり塾や学校の授業で先生の話を聞いて日本史という長い歴史のストーリーの概要を理解することです。

あまりピンとこない人もいるかもしれないので具体的に紹介しましょう。

【石器時代から弥生時代にかけての歴史の流れ】

まずは日本のみならず世界共通で石器時代があります。石器時代では主に狩猟採取をしながらムレを作って移動生活をしていた。

縄文時代晩期から弥生時代にかけて稲作が伝わり、今度はムラを作って定住ができるようになった。

しかし、稲作というのは土地によって収穫量が異なり、収穫量が多い地域では余剰作物ができ、生活が安定する一方収穫量が少ない地域では生きるために他の村の米を奪わなければならなくなり、村と村同士の争い事が起こり始めまった。

争い事が起きるとそれぞれの村が一つの村に吸収されていき、やがてクニと呼ばれるようになり権力者が登場した。

みたいな感じです!

このように出来事の「なぜ」「誰が」「どうやって」を理解することが重要になるのです。

この時注意して欲しいのは、何も出てくる言葉の一言一句完璧に覚える必要はないということです。

完璧主義になりすぎると、日本史の勉強はなかなか進みません。

知識がゼロだった状態が

「人物の名前とかはまだ覚えられていないけど、流れは掴むことができた!」

というレベルに持っていければ問題はありません。

またもう一つの注意点としては、学校や塾(映像授業は除く)の授業で歴史の流れをつかみたいという人は自分のペースではなく、学校や塾のペースで授業が進んでいくので、学習のテンポが遅くなる傾向があります。

実際に私の高校では共通テストが始まる直前にようやく授業内容が江戸時代になったよ、、

ですので、私のオススメの進め方としてはとにかく教科書を読むということです!

教科書を読むのが苦痛な人はスタディサプリを使おう!

「教科書を読めと言われても、実際に何ページか読んでみたけどかなり苦痛で挫折した、、、」

という人もいるのではないでしょうか。

実際私も受験生時代は教科書苦手系の受験生だったので気持ちはわかります。

しかし、日本史の時代の流れを掴まずに勉強を進めてしまうと、後々大変なことになってしまいます。

そこで、文字を読むのが苦手に感じる日本史選択者にオススメしたいのがスタディサプリの映像授業を使って通史をおさらいすることです!

スタディサプリの日本史講師である伊藤賀一先生の授業はとてもわかりやすいだけでなく、授業の内容が非常に面白く、飽きることなく勉強を進めることができます。

また、授業内で大学受験における日本史の試験ではどのような知識が重要視されるかなど、プロの講師だからこそわかる受験の知識を得ることができます!

これは間違いなく、スタディサプリでしか得ることのできない特権であると言えます。

スタディサプリについてもっと知りたい、具体的な登録登録方法が気になるという人は下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

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一問一答を周回して用語を頭に叩き込む

よし!歴史の流れもある程度掴めたからもう大丈夫だ!

という方は次の段階に行きましょう。

流れをある程度抑えたら、次にやるべきは一問一答で用語を暗記するということです。

最初に伝えておくと、日本史は暗記量しなければならない用語の量が1万語以上あります。

ですので、いかに多くの用語を覚えることができるかどうかで志望校合格への道筋が見えてくるのです。

また、一問一答を使って勉強を進めていく上で注意して欲しいのは、出てくる用語全てを覚える必要なはいのです。

当たり前ですが、大学によって問題の難易度や問われる知識のレベルは異なります。

自分が日東駒専の大学に行きたいのに、早慶レベルの用語を覚えたとしてもそれが入試で問われる可能性は低く効率的な勉強であるとは言えません。

多くの一問一答には出題レベルによって分類されているので、初めは自分の目指している大学で問われることが多い用語を覚えるのがいいでしょう。

次によく聞かれる質問として、「年号を覚える必要があるかどうか」です。

これに関して答えは「覚えるべき」です。

例えば、

「Q, 本能寺の変が起こったのは西暦何年でしょう?」

といった出題のされ方は基本的にされませんが、並び替え問題や、

「Q, Aの出来事と同じ年に起こった出来事は何か答えよ」

という出題方法はよくみられます。

この手の問題は年号を覚えていれば一発で解けるので全てとは言いませんが、重要な年号は基本的に覚えるようにしましょう。

問題集や過去問を使い、実際に本番でどのような問題が出題されるのかを知る

一問一答で用語を完璧に覚えることができた!これでもう志望校にも受かる!

そう思っている人、ぜひ早慶などの自分が行きたい大学の過去問を見てみてください。

おそらく思っている以上に問題が解けないと思います。

その原因は知識を覚えてもその知識がどのように出題されるのかわからないからです。

ですがこれは問題を解けば解くほど養われていくものですので、多くの問題に触れることが非常に重要になってきます。

特に大学や学部によっては私立大学でも論述問題を出してくるところもあるのでしっかりと過去問を見て、勉強スケジュールを立てる必要があります。

また、多くの大学・学部は近・現代(明治時代以降)を中心に問題を出題する傾向があるので、もし近・現代史が苦手だという方は重点的に学習をし、得意分野にすることが望ましいでしょう。

知識漏れを教科書・一問一答で穴埋めをする

過去問や問題集で問題を解いて間違えた部分があったら、その周辺の知識を忘れている、もしくは理解しきれていないと言えるので教科書を読み返して復習しましょう。

用語に関しても難関大志望者(ここでの難関大の定義はMARCH以上とさせていただきます)は問題集や過去問で一度見たものはレベルの高い用語であっても覚えることをオススメします。

教科書にも載っていないほどの難しい用語は他の受験生が知らないことが多いので、しっかりと復習をし、覚えることによって他の受験生と差をつけることができます。

この意識は難関大に受かる人は全員持っているものなので、もし「難しい用語は覚えたくない」という人は考えを改め、しっかりと覚える努力をしましょう。

学校や予備校の友達と問題を出し合うのもオススメ

一問一答の用語を8割方覚えることができたら、最後に紹介した2つのサイクルを交互に行うことによってかなり効率よく日本史の偏差値を上げることができます。

また、問題集や過去問で出題された難問を学校や予備校が同じ人に出してみるのもオススメします。

自分の知識のアウトプットにもなり、周りのライバルがどれくらいのレベルなのかを知ることができる上に、何より友達通しで問題を出し合うのは楽しいです。

勉強を続ける上である程度の楽しさがないと辛くなってしまい、途中で投げ出したくなる気持ちが湧いてくると思います。

そんな時に周りの友人と問題を出し合って談笑をしながら勉強ができると気分転換にもなり、のちの自主学習の効率化にもつながります。

日本史のオススメ参考書

講義系参考書

【山川】詳説日本史B

おそらく、学校の授業で日本史を選択している人は山川の詳説日本史を配られるのではないでしょうか。

基本的に大学入試の問題はこの教科書をベースに作られているので、この一冊を一言一句覚えることができれば(←無理)基本的にどの大学でも合格できるレベルでしょう。

ただし、資料などを除きこの教科書には表などがあまり載っていないため、文字が多いのが苦手な人には少し不向きであると思います。

そんな人は次に紹介する参考書を使うことをオススメします。

  • 受験問題はこの教科書ベースで作られるので基本的にはこれ一冊をマスターすれば問題がないこと
  • 資料や絵図などが載ってあり、本文とセットで覚えることができる

ところどころ解説が理解しづらい部分がある

日本史B 講義の実況中継

実況中継は山川の教科書とは違って多くの受験生にとってわかりづらい部分に詳しく説明が載っていたり、図や表などで見やすくまとまっています。

学校で配られた教科書があんまりしっくりこない、、

という人にオススメの参考書となっています!

ただデメリットとしては、一冊がそこそこ分厚い上に、原始〜古代、中世〜近世、近世〜近代、近代〜現代と4冊分あるので全ての時代を読もうとするとかなり時間がかかる点です。

ですが、多くの受験生から支持されている参考書であることは間違い無いので紹介させていただきました!

  • 山川の詳説日本史よりも解説が丁寧
  • レイアウトが見やすい

解説が丁寧な分、読まなければいけない量が多い

金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本

こちらも実況中継と同様に、山川の教科書ではわからない!という人向けの参考書になっています。

本文にはイラストや漫画が描かれており説明もかなり丁寧であるため、日本史の勉強自体が好きじゃ無いという人でも無理なく読み進めていくことができます!

ただし、難関大を受ける人向けの知識はあまり多くないので内容は大体理解できてるから知識を増やしたい!という人にはあまりオススメできないかもしれません。

  • 実況中継よりさらに見やすく、抵抗のないデザイン
  • 説明がわかりやすい

難関題向けの知識までは網羅できていない

一問一答系

【東進】日本史一問一答

これはマサルが日本史の参考書で一番最初に買ったもので、受験初期から入試本番まで毎日使っていた参考書です!

個人的な意見全開なのですが、日本史の参考書の中で一番オススメしたいのがこの東進の一問一答です。

この参考書の一番オススメしたいのがなんといっても用語の網羅性です。

教科書や講義系の参考書を読んで、読んだ内容の部分をこの一問一答を使って何度も確認するといった勉強方法が最も効率が良いと言えるでしょう。

また、同じ答えになる問題でも問題の出され方がワンパターンではなく、複数の問われ方がされるので問題集や入試問題にも対応する力も身につけることができます。

  • 網羅性が高く、難関大レベルの用語も覚えることができる
  • レベルが4段階で分かれており、自分の目指す大学で出題されるレベルの用語を効率よく暗記することができる

文字一辺倒になっているため、日本史があまり好きじゃない人にはあまり適さないデザインとなっている

時代と流れで覚える!日本史B用語

「時代と流れで覚える!日本史B用語」は一問一答系の参考書ではありますが、時代ごとにどの人物がどんなことをしたのかといった簡単な表が載ってあったりしています。

東進の一問一答よりも見やすく、頭に入りやすいようなデザインの参考書であるので、日本史があまり得意で無いという人向けの一問一答の参考書となっています。

しかし、東進の一問一答と比較すると劣る点もあり、網羅性はあまり高く無いので早慶レベルの受験を考えている人はやはり東進の一問一答を購入することをオススメします。

  • 見やすく頭に入りやすいデザイン
  • 日本史が好きじゃない人にも苦じゃない

難関大レベルの用語があまり載っていない

問題集

実力をつける日本史100題

問題集系の参考書として人気が高いのがこの実力をつける日本史100題です。

原始〜現代史まで幅広い知識が問われ、記号問題だけでなく、記述、論述、正誤問題など出題形式は様々なので全ての日本史選択者にオススメの参考書となっています。

もちろんテーマ史や論述対策用の問題も扱っているので、テーマごとの対策をしたい人・論述が出される大学を受験する人にもぴったりの問題集であると言えます。

  • 原始から現代史まで幅広い知識をアウトプットすることができる
  • 論述やテーマ史の対策もできる

全ての問題をこなすにはかなり時間がかかる

HISTORIA日本史精選問題集

このHISTORIAの良い点は解説がとても丁寧でわかりやすく、レイアウトも綺麗なのでストレスなく取り組むことが可能だという点です。

網羅性も非常に高く、出題頻度の高い問題を様々な形式で問われてくるのでどの受験生にもおすすめができる一冊となっております。

またAmazonでのレビューも非常によく、やはり解説の丁寧さがピカイチというのは多くの受験生にとって評価されているのがわかります。

  • 解説がとにかく丁寧でわかりやすい
  • 網羅性も高く頻出テーマを扱っている

難関大レベルの知識があまり出されない

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